やまのめぐみ

広く浅くのゲーム日記。最近はPSO2と乙女ゲーばっかですが。PSO2はShip3で生息中。

『放課後は白銀の調べ』(PS2)

 3月末に書きかけて放置してた乙女ゲーの感想。気がつけばPCに移植だそうですが、とりあえずPS2版での感想です。
 ディンプルの初乙女ゲー作品。初でオリジナルという意気込みを買って購入してみました。
 退魔師の家系に生まれた女の子・要(かなめ)が仕事で男子校に潜入するという、そんな無茶ななお話。学校で起こっている怪異を解決するために、授業中は式神の久遠を飛ばして調査探索、放課後は退魔のお仕事で戦ったりします。
 残念ながらシステムはダメもっさり。とりあえずスキップとか基本的なものをどうにかして欲しい。長いプロローグを読み飛ばすために○ボタンの連打連打連打連打連打。親指疲れましたん。連射パッド買っていいですか? いいですね? あとセーブデータ3カ所にも笑いが……がんばりましょう。
 あと主人公の名前は変えられません。主人公の個性強いしデフォルト名ばんばん呼んでくれるので私は気にしませんが、名前変更不可が嫌いな人注意です。
 それにしてもなんだろう? このプロローグの気恥ずかしさは。要のひとりツッコミとか読んでるともう見てらんない! という気分になるんですが。なんか自分のイタイ日記読んじゃってるようなそんな感じ。ちゃんと本編が始まって主人公のモノローグがなくなれば気にならなくなるんだけど。
 攻略キャラたちは1人残して全員同級生というのが何か新鮮。メインキャラが坊主頭だとかそこらへんも変に新鮮。目的のキャラだけを追っているだけでは攻略できないのも、乙女ゲーにしては新鮮。
 基本的に主人公ががんばって戦う話なので萌えより燃えな話展開。よく男の子を守ってる漢らしい主人公です。金太郎でもなく攻略キャラがそれぞれうまく絡み合った話なのでそこら辺はとてもいい感じ。
 攻略キャラは剣道馬鹿坊主、ツンデレチビ牛乳、テンプレ眼鏡、博愛の変態、先生と各種取りそろえております。
 個人的には眼鏡と変態ルートが切ない感じで好き。
 坊主と牛乳もアホ男子学生のやりとりが楽しいんだけど、坊主が要の正体になかなか気付かずなんかBL臭い展開になるのがちょっと嫌かも。中身は男と女なのにBLとはこれ如何に。
 とりあえずもっさりシステムさえなんとかなれば、それなりに評価できる作品だったのにもったいないです。だからシステム改善してのPC移植なのか? でもPC移植とか言ってないで次作に期待。


PS2乙女

『蒼黒の楔 緋色の欠片3』(PS2)

 1人クリア。たらたら読みながら7~8時間くらい。
 とりあえずネタバレ無しのプレイ感想。
 緋色……だね。
 すっごく緋色だなあと思いましたよ。よく戦ってるわ~。
 ただし1に比べて戦闘シーンも短縮されて読みやすくなっている感じ。
 緋色1の1年後ということですが、鬼斬丸封印までの展開は1の拓磨ルートがベース。つまりババ様は死んで、ドライとツヴァイが途中退場、アインをぶっ倒してアリアは典薬寮の保護下、フィーアは行方不明という状態。封印自体はみんなで協力してやって誰とも恋愛関係になっていません。
 とりあえずみんな主人公に好意を持っている感じで、守護者と玉依姫として違和感のない始まり方かと。守護者同士の仲も良好でいい感じです。
 話は二人一組で分岐していくのかなあ? 他の4人は個別ルートに入ったら空気。組み合わせは拓磨と遼、真弘と祐一、卓と慎司という感じ。新キャラ2人はどこに入ってくるかはまだわからんです。なんとなくケテルは真弘と祐一んとこかも?
 シナリオは前述の通りよく戦ってるので、そういや1でもこうやって戦ってたよなあと、なんだかデジャブを感じないでもないです。そしてその時にあったはずの恋愛的展開が無い状態で話が進んでるので妙な気分。なんだろうパラレルワールドみたいな?
 キャラ設定に関しては、とりあえず真弘ルートをやったわけですが、自分が真弘にぐっとくる部分とうぜーと思う部分が相変わらずあったので、1の頃の設定とあまりブレがないのかもしれません。
 新システム? の映し鏡ですがこれは単純に、本編には組み込めないサイドストーリーが読めますよってことみたいです。立ち絵とか声とかは全く付かないテキストのみのショートストーリー。笑えるものから泣けるものまで色々。結構いい感じです。
 原画が前作から変わったことについてはあまり違和感なかったです。キャラデザとイベントCGのクオリティが全然違うゲームもあることを考えると、この変化は些細なものかと。
 ちなみにイベントCGは1キャラ9枚くらいです。
 そんなわけで、1は好きだけど2の出来があんまりだったから様子見してますよ、って人は買っても大丈夫だと思った1周目の感想でした。
 それでは2周目行ってまいります。


PS2乙女

『オーディンスフィア』(PS2)

 久々に起動したPS2。67時間かけて完全クリアしました。EASYモードでですが、アクションへたれな私には十分です。う~ん満足。『プリンセスクラウン』(SS/PSP)好きな人にはぜひプレイしていただきたい作品です。
 ちなみに、かなり乙女視点での感想です。アクションについては何も言えません。たぶんEASYだとぬるくて、NORMALだときついという微妙なバランス調整みたいです。
 『プリクラ』のシステムを踏襲しつつも、完全新作の『オーディンスフィア』。
 (どうしても説明するときに『プリクラ』の名前が出てきてしまうのですが(というか世界(というか約1名(名?匹?))が微妙にリンクしてるし)、プレイすると全然別物だと感じます。)
 姫、剣士、王子、妖精、竜、魔術師……ファンタジーなアイテムがこれでもかと詰め込まれた世界です。
 世界を支配できる力を持つ“魔法炉コルドロン”、そして、それを操ることができる“ティトレルの指輪”。その2つ巡り進む物語。交差する5人の運命。最後にたどり着く物語は、世界の運命は……?
 時には剣を交わし合う5人の物語は、視点が変わるたびに読み手であるプレイヤーに新たな事実を伝えていきます。それこそ、誰が正義というわけでもなく、みんなが主人公なんだなと。
 そうして複雑に絡み合う5人の物語を順に読み解き、最後の戦いに勝利すれば感動のエンディングというわけですが、まあ、最後の戦いへの乗り込み方を失敗すれば、あああぁぁぁあぁぁ……という感じになります。いわゆるバッドエンドです。でもトゥルーエンドでもなんとももの悲しく。できすぎエンドよりいいんだろうけど……。色々妄想脳内補完でなんとかします。うん。
 ちなみに物語は恋愛要素モリモリです。ラブラブです。ん? ラブラブか? いや、イチャイチャしてるわけではありませんよ。そんな暇ないですよ。みんな戦ってますよ。でもなんかこう、うひゃーんと言いたくなるような感じで……意味わかりませんか、そうですか。とりあえずお姫様と剣士とくればなんとなくイメージ付くでしょう。あとカエルには乙女のチッスとか。あ、もっと意味わかりませんか。そうですか。
 それにしても演出というか、シナリオというかステキです。何か舞台でも見ているような気持ちにさせられる台詞回しとか。キャラの動きも細かいし。
 キャラの動きで好きなのはけもの王子(カワイイから獣というよりけもの)コルネリウスの耳の動き。ビクッとしたり垂れ気味になったり、可愛いです。そして切ないです。
 ついでにカエルのチューを求める口の形はメルセデスでなくてもイヤです。はい。しかし、笑えた。しかし、カエル……嗚呼。
 システムのこと。
 ロードはマップ切り替えで入りますが、それほど気になる長さではありません。ただ一カ所だけ、体力増強のため何度も出入りしなくては行けない場所=料理屋&カフェがあるのですが、そこだけは、移動距離が短いのでロードが鬱陶しく感じたかな。戦闘マップで食材を集めて、料理屋とカフェをはしごするのがレベルアップの基本手段になるので余計に。まあ強くなるための道のりだと思えば耐えられるか?
 そうそう、このゲームでのレベルアップの為の経験値は、すべて食べ物に含まれています。リンゴ(正式名称はナップル)かじれば経験値250ポイントゲット! みたいな。そして、タマネギやら肉やらを持って料理屋に行って調理してもらえば、食材そのままで食べるより断然多くの経験値が入り、しかもLVアップ以外でのHPアップのおまけも付いてくるシステム。
 しかし、体力のレベルアップではHPと防御力が高くなるだけで、攻撃力は敵を倒したときに出るフォゾンという物質(生命を構成する元素みたいな物)を回収することで高くなります。
 なので進め方によっては攻撃力は高いんだけど、装甲は紙みたいにぺらっぺらというキャラにも成り得るわけです。でもそれだとすぐ死んじゃうから、つまりはがんばってご飯食べましょうということになるんですね。まあ、何事もバランス良く。(食材の)ご利用は計画的に。
 せっせと食事をすればLVもちゃんとあがるので、アクションがそんなに得意ではなくてもぜひともプレイして、物語を楽しんでいただきたいと思います。EASYモードでネ。


PS2

とりあえず1周『幻想水滸伝V』

 『幻想水滸伝V』(PS2)、108星集めない状態でクリアしてみました。
 仕事の合間にやっていたので放置時間が10時間近くあるとはいえ、クリアデータのの時間を見たら70時間を超えていました。
 えーと、大雑把な感想。幻水シリーズ大好きっこですから、『IV』も限定版持ってます。クリアした後、結構「無駄使いしたかも……」とか思っちゃいました。でも懲りずに『V』も限定版予約してしまいました。
 今、限定版買っててよかったと思ってます。
 そんな評価です。え? わかりにくい? とりあえず、買って損はなかったかな、と。
 
 ストーリーが『II』以来に面白かったです。シナリオというかキャラクターかな?
 主人公の王子のキャライラストを見たときは「女の子!?」と思ったぐらい可愛い感じの顔で、正直趣味じゃねえええ、と思ってたんですが、ゲーム中のポリゴン顔がどえらく好みで! いや、顔が好きでキャラクターが良かったと言ってるんじゃないんです。
 序盤、王子とその家族のやりとりが色々挿入されるんですが、なんかこう、「ああ、良いなあ……」としみじみ思っちゃうんですよ。その感想はそのまま王子の印象に繋がって、プレイヤーキャラを好きになれる。また、その王子を彩る周りのキャラクターが好きになれる。それってかなり重要。そして、そんな好きなキャラクターがあんなことやこんなことになれば、ストーリーへの感情移入も強くなるってもんで。
 本当は正直な話、ストーリー自体は淡々と進んでる印象があるんですが(盛り上がるところじゃない? って時に仲間集めの旅に出発しちゃったりするし)、それでもクリアして面白かったと言えるお話でした。
 まあ、ぶっちゃけ、真の紋章の扱いがシリーズを追って段々どうなのよ? とか、あの人とかあの人とか何やりたかったのよ? と聞きたい人がいたりしなくはないのですが、とりあえずもう1周ゆっくりとやってみようかと思います。
 
 で、次はシステムの話。これはなあ、色々なあ……。
 まずとにかく「NOW LOWDING」画面が多い。これは『IV』の時から進化してないんじゃないでしょうか。戦闘終了ごとに入るのもなんですが、盛り上がっているイベントシーンに入るのはちょっと勘弁して欲しいよう。確かに選択肢でイベントが変わって来たりするので仕方ないかも知れませんが、やっぱり気分が削がれてしまう。良いシーンなのにもったいない……。
 それから気になったのはイベントの関係などでパーティの陣形が崩れてもそれを直す画面に行ってくれないのは困る。そのままバトルが始まって前衛が最後列になっててエー!? みたいなことが何度か。
 戦闘中も全部前のカーソルを記憶してあるのも面倒だなあと。基本は「戦う」がメインだけどたまに「紋章」を選ぶと次のキャラの指定でいちいち戻さないといけないのは面倒。
 あと、しょうもないことなんだけど、立ち上げたときのカーソルをコンティニューに合わせてくれませんかね? 何度もニューゲームやっちゃいましたよ。
 それから倉庫の数が制限されてたり、やたら広くなってるのに街中で瞬きの手鏡使えなかったり、マップが不便だったり、ソフトリセットやセーブに対するロードが無かったり……。
 
 何はともあれ、あのローディングの多さはもったいなさ過ぎる。他のシステム面は慣れでなんとかできるけど、ロードでいちいち流れが止まってしまうのはなあ。ストーリーよりも快適なプレイを望む人にはオススメできないと思います。
 ちなみに、マップは固定された3Dなんで、3D酔いしちゃうんだよ、という人も大丈夫だと思いますよ。
 
 最後にひと言。
 ゲオルグカッコイーーーーーーーーーーー!!
 
 時系列的なこともあって『I』と『II』がむらむらとやりたくなってきましたよ。PSP版買うかな……。なんだかんだと『幻水』らしい、と自分が思うのはその二作だけなんだよなあ。


PS2

『幻水V』プロモ

 なんか……面白そうに見えてしまうのがイヤん。
 キャラデザだと主人公が女の子に見えるのが嫌なんだが、良き妹と良き護衛(女)いるヨ。この護衛のリオンが可愛いわ。可愛い顔して王子に当て身食らわせちゃうあたりがまた良い感じだ。
 いつ発売なんだか知らないけど、やっぱり買っちゃうのかなあ……。
 ちなみに、私は紋章の発動シーンが好きなようです。(全作通して。)


PS2

ネタバレ注意ツブヤキ

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