やまのめぐみ

広く浅くのゲーム日記。最近はPSO2と乙女ゲーばっかですが。PSO2はShip3で生息中。

『ファイアーエムブレム 覚醒』(3DS)

 1周終わりました。モードはノーマルクラシック(クラシック=キャラがやられたら死にっぱなし。カジュアルだと復活する。)で65時間ほど。でも3DSの基本ソフト思い出記録帳は82時間とのたまわっております。リセットしまくりなので結構プラスされるだろうなーとは思ってたけどこれほどまでとは……。
 支援会話をなるべく集めてみようとか、親世代子世代全員結婚させたるわー! とか思わなければもうちょっと早く終われたと思うんだけど。

 シリーズ集大成な今作は、支援会話ありの結婚ありの子供ありので盛りだくさんな感じ。『聖戦の系譜』であらゆる組み合わせを試そうとして、遣り手婆と化していた私としてはかなり楽しいです。『聖戦』では1マップしか一緒にいられないフィンとティルテュをくっつけようと奮闘してたなあと懐かしく思い出してみたり。そんな無茶したカップリングの子供の能力はかなり微妙だったんですけどね、アーサー。ものすごい余談でした。
 でも『聖戦』のようにカップリング次第では子世代で使えない武器が出てくるとかそういうことはなくかなり自由に組み合わせることができます。
 クラスチェンジはキャラによってはなれるクラスなれないクラスはあるけど、上級職に1回だけといった制限は無く、好きなように何度も転職できます。覚えたスキルはクラスに関係なく使え、そのスキルは父と母から1つずつ子供に受け継がせることもできるので、流星(半ダメで5回連続攻撃)を発動する魔道士系キャラなんてのも作れたりします。
 子供へのスキル引き継ぎは親の最後についたスキルを引き継ぐようになっているんだけど、最初それを知らなかったので王族なのに盗賊の鍵開け技術を持った姉弟ができてイヤン、みたいなことも。どんなスキルを子供に引き継がせるか頭を悩ませるのも1つの楽しみです。

 支援は隣接してか“ダブル”という状態で何度も戦うと上がっていきます。ダブルは1マスに2キャラいる状態になるのでどうも背中にキャラ背負って戦ってるイメージがあるんだけど、正確には実際に戦う前衛とサポート役の後衛なんだそうですよ。
 ダブル状態だと後衛キャラのクラスと支援度によって様々な能力値UPが図れるので、速さが足りなくて敵に二度攻撃されてしまうキャラに速さ補正のあるキャラを背負わせて二度攻撃されないようにしたり、守備の弱いキャラに守備をプラスするなど色んな手段を考えることができます。
 もちろんダブルにすると戦闘に参加できる人数が少なくなるのですが、どこかしら弱いキャラが10人出撃して1ターン10回戦うよりもダブル5組で1ターン5回戦う方が戦局が有利に働くことも多いのです。ノーマルだとあまり考えなくてもいいですが、ハードやルナティックになるとダブルが活躍する場面は増えてくると思います。
 また“デュエルアタック”と言ってダブルの後衛キャラや隣接しているキャラが追撃を行ってくれることもあるので、FEシリーズにあった詰め将棋的なイメージはかなり薄れているのですが、逆に神に祈るようなドキドキ感は増したのでそれはそれでいいのかなあと。(デュエルアタックは追撃の他に攻撃を受けたときにノーダメージガードを発動することも。)

 物語自体はFEらしく大陸全土を巻き込んで邪竜がどうのこうのと王道な話で安定。
 結構な量が用意されてるエディット(男女×体型3種×顔5種×髪型5種×髪色20種×口調4種)で作るマイユニットがいるので気分の盛り上がりもかなりのものです。
 1周目は女マイユニットで主人公のクロムとくっつけたらどこの乙女ゲーだよ! って感じに……。もちろん他の婿候補たちも良い感じですよ。2周目は男マイユニットでやってるんだけど嫁候補も可愛い子がいっぱいいるのでうへへへへ。
 キャラには声が付いてて最初発表された時にはえー? と思ったんだけど、全然違和感ない入れ方になってました。(セリフ全部に声が付くわけではなく、「行くぞ!」とか「なに!?」とかその場面に合いそうな一言一言で入ってくる。支援会話ではそれを変に活用した使い方されてるものもあって笑った。)ムービーも所々に入ってくるんだけど、キャラの造作とか好みで○でした。

 発売から1ヶ月経ったのに支援会話埋めやルナティック挑戦など考えるとまだまだ遊べそうなコストパフォーマンスの高いソフトです。
 他のプレイヤーのキャラ育成が垣間見られるすれ違い通信も楽しいので、みんな長く遊んですれ違い続けてくれたらいいなあと思います。ただハードでやっててガチ装備で来られると全く勝てなく泣く泣くお見送りするしかないので、優しい装備で来てくれるとうれしいです……。

『ファイアーエムブレム 覚醒』
ファイアーエムブレム 覚醒