やまのめぐみ

広く浅くのゲーム日記。最近はPSO2と乙女ゲーばっかですが。PSO2はShip3で生息中。

『オーディンスフィア』(PS2)

 久々に起動したPS2。67時間かけて完全クリアしました。EASYモードでですが、アクションへたれな私には十分です。う~ん満足。『プリンセスクラウン』(SS/PSP)好きな人にはぜひプレイしていただきたい作品です。
 ちなみに、かなり乙女視点での感想です。アクションについては何も言えません。たぶんEASYだとぬるくて、NORMALだときついという微妙なバランス調整みたいです。
 『プリクラ』のシステムを踏襲しつつも、完全新作の『オーディンスフィア』。
 (どうしても説明するときに『プリクラ』の名前が出てきてしまうのですが(というか世界(というか約1名(名?匹?))が微妙にリンクしてるし)、プレイすると全然別物だと感じます。)
 姫、剣士、王子、妖精、竜、魔術師……ファンタジーなアイテムがこれでもかと詰め込まれた世界です。
 世界を支配できる力を持つ“魔法炉コルドロン”、そして、それを操ることができる“ティトレルの指輪”。その2つ巡り進む物語。交差する5人の運命。最後にたどり着く物語は、世界の運命は……?
 時には剣を交わし合う5人の物語は、視点が変わるたびに読み手であるプレイヤーに新たな事実を伝えていきます。それこそ、誰が正義というわけでもなく、みんなが主人公なんだなと。
 そうして複雑に絡み合う5人の物語を順に読み解き、最後の戦いに勝利すれば感動のエンディングというわけですが、まあ、最後の戦いへの乗り込み方を失敗すれば、あああぁぁぁあぁぁ……という感じになります。いわゆるバッドエンドです。でもトゥルーエンドでもなんとももの悲しく。できすぎエンドよりいいんだろうけど……。色々妄想脳内補完でなんとかします。うん。
 ちなみに物語は恋愛要素モリモリです。ラブラブです。ん? ラブラブか? いや、イチャイチャしてるわけではありませんよ。そんな暇ないですよ。みんな戦ってますよ。でもなんかこう、うひゃーんと言いたくなるような感じで……意味わかりませんか、そうですか。とりあえずお姫様と剣士とくればなんとなくイメージ付くでしょう。あとカエルには乙女のチッスとか。あ、もっと意味わかりませんか。そうですか。
 それにしても演出というか、シナリオというかステキです。何か舞台でも見ているような気持ちにさせられる台詞回しとか。キャラの動きも細かいし。
 キャラの動きで好きなのはけもの王子(カワイイから獣というよりけもの)コルネリウスの耳の動き。ビクッとしたり垂れ気味になったり、可愛いです。そして切ないです。
 ついでにカエルのチューを求める口の形はメルセデスでなくてもイヤです。はい。しかし、笑えた。しかし、カエル……嗚呼。
 システムのこと。
 ロードはマップ切り替えで入りますが、それほど気になる長さではありません。ただ一カ所だけ、体力増強のため何度も出入りしなくては行けない場所=料理屋&カフェがあるのですが、そこだけは、移動距離が短いのでロードが鬱陶しく感じたかな。戦闘マップで食材を集めて、料理屋とカフェをはしごするのがレベルアップの基本手段になるので余計に。まあ強くなるための道のりだと思えば耐えられるか?
 そうそう、このゲームでのレベルアップの為の経験値は、すべて食べ物に含まれています。リンゴ(正式名称はナップル)かじれば経験値250ポイントゲット! みたいな。そして、タマネギやら肉やらを持って料理屋に行って調理してもらえば、食材そのままで食べるより断然多くの経験値が入り、しかもLVアップ以外でのHPアップのおまけも付いてくるシステム。
 しかし、体力のレベルアップではHPと防御力が高くなるだけで、攻撃力は敵を倒したときに出るフォゾンという物質(生命を構成する元素みたいな物)を回収することで高くなります。
 なので進め方によっては攻撃力は高いんだけど、装甲は紙みたいにぺらっぺらというキャラにも成り得るわけです。でもそれだとすぐ死んじゃうから、つまりはがんばってご飯食べましょうということになるんですね。まあ、何事もバランス良く。(食材の)ご利用は計画的に。
 せっせと食事をすればLVもちゃんとあがるので、アクションがそんなに得意ではなくてもぜひともプレイして、物語を楽しんでいただきたいと思います。EASYモードでネ。