『幻想水滸伝ティアクライス』(DS)
周辺の勢力から独立を守る小さな村の自警団に所属する主人公は、仲間と共にある日凶暴化したモンスター退治に出かけ、突如光と共に現れた森を目にする。そしてその中の遺跡で彼らは不思議な書物を手にすることになる──。
『幻想水滸伝』シリーズの最新作です。ナンバリングされた作品でないせいか世界観などは今までのシリーズと関係ありません。ビッキーが飛んでくることはありません。レックナートに主人公が夜ばいされることもありません。封印球というものもないし。本拠地があって、約束の石版があって108人仲間を集めるあたりはシリーズ通りですが。
とりあえず開始1分で驚いたこと。
しゃべる! 主人公がしゃべるよ! べらっべらしゃべるよ! 声つきで!
声つきイベントやアニメーションは結構多く入って、周りもよくしゃべります。
主人公はデフォルト名が無い子なので声つきで名前を呼ばれることはないけど、そこら辺の代替えセリフはうまいことなってます。乙女ゲーマー(乙女のゲーマーじゃなくて乙女ゲーをやるゲーマー)なので思わず気になる部分ですが、乙女ゲーにも見習って欲しいわと思うくらい。
「やってみなくちゃわかんねえ」というのが口癖の前向き主人公ですが、空気が読めない熱血馬鹿ではないのでいい感じです。主人公の仲間たちもいい感じです。3年前に村に現れ住み着いたリウ、兄弟のように育ったマリカ、寡黙ながら仲間思いのジェイルが初期パーティーメンバー。仲良し自警団。主人公が愛されてるっていいなあ。別にラブラブしてるわけじゃないですけど。話はちゃんと面白いです。ちょっと複雑で途中ぐるぐるするけどクリアしたらすっきりしたので問題なし。
クリアまで56時間。たぶん仲間捜しだの、貿易だの、クエストだの、クエストのためのキャラのLVUPにかまけてたからかと。ストーリーを進めていけば適正LVにちゃんと成長するんで、クリアするだけならもっと早く終わるんじゃないでしょうか?
難があるのはシステム面。手鏡がないってどういうことですか。すり抜けの札がないってどういうことですか! 本拠地中央にすぐ戻れないとか、ダンジョン最奥から一瞬で出られないとか、地味にイラつく。エンカウントが多いのもそれに拍車をかけるかと。本拠地で始まったクエストイベント後にダンジョンに放置していくのやめてください。王者の封印球ください!
それと、装備品の入れ替えが面倒くさい。一斉に引っぺがしくらいはあったらよかったのになー。
あと、協力技が少ないような? この組み合わせで欲しいだろというのがことごとく無くてがっくり。そして主人公が入れる協力技が実質1つで寂しすぎる……。
まあ協力技は容量とか関係してんのかなーという気もするので良いんですが、地味でじわじわくるイラつく部分は次作に期待です。
最後に。
主人公の名前の他に、本拠地に集まる集団の名前を付けないといけないんだけど、名前付けも色々気をつけないと大変ですね。
うちの主人公の名前はサン、団名はサキタマ団(自分が埼玉に住んでるのであまり意味は無い)なんだけど、名乗るときが下のような表示になって、こう……なんか……ねえ?
サキタマ団の
サン
目が二文字目当たりで下にすべって右上に戻るんですよね……。
団名、本当に気をつけましょう。
以下はネタバレしつつ。

最近のコメント