やまのめぐみ

広く浅くのゲーム日記。最近はPSO2と乙女ゲーばっかですが。PSO2はShip3で生息中。

『薄桜鬼』(PSP)

 今頃『薄桜鬼』PSP版。6月末からの乙女ゲー祭りの準備運動的にプレイしてみました。まあ世の中竜馬ブームだし? 同じ幕末つながりで。

 新選組と吸血鬼たあどんな食い合わせだよと思ったけど、いわゆるちゅーちゅー血を吸う吸血鬼って感じではなく和風アレンジされてて一安心。
 物語の大筋は基本的には史実通りの流れに沿って進んで、ルートでちょこちょこ命を落とす人が変わったりします。変に歴史を知ってない方が純粋に楽しめるかもしれないけど、時代が時代だけに流れが把握しにくいので歴史を知ってた方が理解は早いかと。
 題材が新選組なので物語全体的に悲壮感が漂ってて、エンディングもアンハッピーというわけじゃないんだけど切ない感じのエンディングがほとんどです。逆にそういうのが好きな人にはお勧め。

 とりあえず私はプレイしながら思わず史実の中の人も大変だなと思ってしまうタイプなので、純粋に楽しめたとは言えないのが残念。というか幕末って時代が近すぎるんだよね。自分のおばあちゃんのお母さんとかおばあちゃんのおばあちゃん世代ですよ。まあ『遙か3』の時代(平安後期)でも史実キャラには抵抗があった人なので幕末がどうのという問題じゃないのかも知れません。

 システムでは一度通った章はいつでもそこからプレイできる「行軍録」が細かくセーブデータをとる必要がなくて便利かも。
 イベントCGは綺麗で見応えあるんだけどテキストフォントがちょっと読みづらかったのが残念。PSP版だからかな? しばらくしたら慣れたけど。
 BGMのループが音切れせずループじゃなくて一度フェードアウトしてまた頭からという点も気になりました。音がすーっと消えると場面転換かなとか緊迫展開がくるのかなとか思っちゃうんだよねえ。音楽自体は結構好きなんだけど、ループの仕方が気になってかなり音しぼりながらプレイしてました。
 そういやPSPでクイックセーブがLボタンにあるのはどうかと思います。寝っ転がりながらやってたらうっかりセーブしてたりするから……。クイックセーブはボタン押したら問答無用だからなあ。
 それと永倉は攻略キャラじゃないのね。2周してから気がつきました。攻略したいってわけじゃないんだけど、攻略できそうなキャラだったので純粋に驚いた。なんで攻略キャラにしなかったんだろう? 不思議。

 以下ネタバレあり。中の人のことは忘れて純粋に乙女ゲーとして楽しんだキャラ感想とか。
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PSP乙女

『ラストエスコート クラブカッツェ』(PSP)

 『Last Escort-Club Katze-(ラストエスコート クラブカッツェ)』PSP版です。
 舞台は前作までの「ゴージャス」から新たに「カッツェ」に移した新作。ラスエス3と言ってはだめっぽいですよ? 「3…? 違うね。新章の始まりだ。」とプロモーションムービーの頭にありましたから。(←笑うところだと思うんだけどどうだろう?)
 もちろんキャラもまったく関係ないので前作をやって無くても問題なし。

 相変わらず股掛けしないで1年間過ごさないといけないので繰り返しプレイはちょっと飽きてきますが、1度見たイベントは丸ごとスキップできるし読み込みも遅くないので割と快適にプレイできます。簡易セーブもやたらと速いので重宝します。ただ同伴・アフターなどは丸ごとスキップ対象にはなってないので早送りで見るしかないんだけど、この既読スキップの文字速度をもうちょい速くできたらなあと思いました。(任意で速度調整できないので。)
 フルボイスということで、主人公はデフォルト名なら名前を読み上げてくれます。が、逆にデフォルトじゃないとゲーム中にまともに主人公の名前が出てきません。テキスト上は付けた名前、読みは二人称というやり方ではなくテキストごと二人称に置き換わってるので、名前を付けた意味があまり無いような気がしなくもないです。まあ基本的に名前呼びしてくれる場面が少ないゲームですので好きな名前で始めて問題ないかと。

 作品全体への感想としては、惜しい。
 キャラはいいんだけど色々足りない感じ。ホスト対客が個対個になる過程がわからないというか。前作までにいた訳ありでホストやってますキャラじゃなくてみんな本気ホストしてるせいか余計にどこで客から個人に変わったんだろうと疑問。主人公が攻略キャラを源氏名で呼び続けるので余計わからなくさせたのかも。プライベートなイベントでは本名呼んで欲しかったなあと思います。(全然呼ばないわけではないんだけど圧倒的に源氏名が多い。)
 主人公の性格はゲーム中よく優しいと攻略キャラに言われてたけど、いまいちその優しさが伝わらなかったのは残念。普通の気遣いじゃない? 的な。それともホストクラブに行く女性は誰も彼も傍若無人に振る舞うとでもいうのだろうか……。
 それとしゃべり方がちょっと若々しくないが微妙かな。
 イベントもブツ切れ気味なものが多い印象。脳内補完がちょい必要?
 エンディングは「グッドエンド」までと、それにプラスしてその後の2人の様子がわかる「ボーナスエンド」が流れる2パターンがあるんだけど、ボーナスエンドに行ける条件を満たしてない=重要イベントが起こらなくても普通にグッドエンドが流れるのもどうかと思います。イベント全然起こらないで3月迎えたらいきなりそのキャラとグッドエンドが始まって目が点になったので、個別バッドエンドは作って欲しかったです。
 そんなわけで色々と足りない惜しいゲームでした。

 以下ネタバレにならない程度のキャラ感想と攻略メモ
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PSP乙女

『金色のコルダ3』(PSP)

 えーと、熱かったデス。
 パッケージを見たときの予想にある意味近いかもしれない。殴り合いはしてないけど戦ってたよ!
 高校時代楽器系の部活動を熱心にやっていたのでちょっと感慨深かったです。

 とりあえず難易度「やさしい」で1周。12股プレイ終了。クリア時間は20時間弱ですが、股掛けでドルチェタイムを人数分見たり、練習やイベントの調整をし直してたので実際はもう+数時間かな?
 恋愛イベントのヒントは親切なので「やさしい」モードでは股掛けプレイはかなり簡単なイメージ。各大会終了時期に任意のキャラと肝試しや花火大会といったイベントを起こせる「ドルチェタイム」というものがありますが、これが必須のキャラもいない親切設計。ドルチェタイムにイベントスチルがあるキャラもいるけど、基本的に1度見たらそのままシステムデータに保存できるのでスチルのために何周も、ということもありません。ただ、ヒントのある恋愛イベントを全部起こしたにも関わらず何枚かスチルが抜けてたり思い出のイベントが抜けてたりするので、もしかするとドルチェタイムを通らないと起こらないイベントがあるのかもしれません。
 PSP版の読み込みはちょっともったりかなあ。気になるほどではないけど快適とは言えない感じ。PS2版はどうなのかわかりません。

 楽譜を手に入れて練習して習熟度上げてアンサンブルを完成させるという流れは前作から変わりません。ライバル校のキャラとは基本的にはコンクールで勝っていくと練習できるようになります。最後までできない人もいます。なので、親密度を上げるには演奏を聴かせるか、BPで買える差し入れを毎日プレゼントするかしないので注意。ちなみに差し入れは今までのプレゼントと違って毎日入荷します。毎日毎日麦茶やら野菜ジュースを差し入れできます。毎日海苔チップスを差し入れするのは正直どうかと思います。

 とりあえず全員クリアして思い出を覗いてビックリなんですが、キャラによってスチル枚数がかなり違ったりします。八木沢、火積、土岐、七海あたりに興味がある人は気をつけて。イベント数自体はそれほど変わらないのになあ。
 あと珠玉EDと通常EDの2種類ある人と珠玉だけの人がいます。珠玉の方が内容的にはちょっと甘いんだけど、通常にはスチルが付くというわけのわからない差別化。
 ちなみに通常もあるのが星奏の4人と新と東金の6人。この6人はスチルも多めです。つまるところ攻略キャラを12人バーンと出したものの全キャラ同じテンションで作れなかったということなのかと。どうせならメインとサブで紹介して、実はサブにもエンディングがあるヨ、にした方が良かったんじゃないかとも思います。

 キャラクター自体は飛び抜けて個性的ってわけでもないけどみんないい感じ。大雑把に分類すると星奏が基本を押さえ、至誠館が地味に、神南はボンで、天音はイロモノ。……大雑把どころの話ではないですね。……あ、飛び抜けて個性的な人いるわ。というか冥加と天宮と同じ分類されたら七海が可哀想すぎる。そんな感じ。あ、如月兄弟好きです。

 1周目はとにかくどわーっとクリアした感じなので、難易度変えてまたじっくり回ってこようかと思います。恋愛イベントがフラグになって色々変わってくる部分がありそうなのでそこら辺の変化も楽しみです。


PSP乙女

コルダがどこに向かっているのかもうわからない…

 2月25日に発売する金色のコルダ3の情報が少しずつ出てきてますが、キャラ情報が出るにつれコルダが一体どこに向かってるのかわからなくなります。

『金色のコルダ3』公式サイト

 メインキャラの火積あたりでぽかんとして、闘う気満々のパッケージでぽかんとし、笑いが一周して激しく楽しみになってきてしまいましたが、今日のサブキャラ更新でまたぽかーん。濃すぎる……。
 コルダは恋愛シミュレーションやめて格ゲーにでもなるのかなあ……?
 とりあえず色んな意味で楽しみなゲームです。

 ちなみに買うのはきっとPSP版。もうPS2起動すんのメンドクセ。
 そしてきっとトレジャーBOX……。

【楽天BOOKS】金色のコルダ3 トレジャーBOX PSP版


『遙かなる時空の中で3 運命の迷宮 愛蔵版』(PSP)

 『遙かなる時空の中で3with十六夜記 愛蔵版』のファンディスク『運命の迷宮 愛蔵版』(PSP)。本編と同じく、だけどこちらはのんびり気分で10日ほどかけてフルコンプしました。
 もちろんこれもPS2版からの移植。PSP版のおまけとして、プロローグや後日談など新規イベントが35本ほど追加されています。
 内容は本編の大団円EDのその後という位置付け。つまり八葉みんなで現代に飛ばされちゃってさてどうなったという話。『遙か3』好きならそれなりに楽しいんじゃないかと思います。(PS2版の感想はこちら。
 ただし、絆の関を越えるために同じ章をぐるぐるしなければいけなかったり(※)、ダンジョン内の操作が大変悪かったりと欠点は色々あります。ダンジョン内の歩き方は縦横方面だけなのに、マップが斜めになってるからどうも画面とコントローラの動きが連動しないんだよね。8人目クリアの頃には慣れてきたけどもう終わるっての。
 ※コンプを目指すなら2章後編を最低でも八葉+朔+白龍+銀+知盛の12回。私の場合ここでの関越え後に絆上げも同じ章を使ったので計20回は回った。スチル回収だけなら八葉以外は選択肢前のデータの使い回しでも構わないのかも知れないけどどうなんだろ?
 しかしなんだってダンジョン付きの章のラストに全員分の分岐を置いておくんだろう。めんどくさいったらありゃしない。

 『運命の迷宮』では本編のクリアデータを読み込めば本編のイベントを「時の結晶」として集めて見られるおまけがあるんだけど、これもまた絆をMAXまで上げないと全部は回収できないので結構大変。全部で208個かな? 大変だけど恋愛イベントなんかも細かく入ってるので(1人17、8個)本編を回想するのに便利だったりします。
 ちなみに天地と朔&白龍の協力技は、両者の絆をある程度(1か1.5くらい?)上げると現れる時の結晶を回収してからやっと使えるようになるので注意。

 ファンディスクは所詮ファンディスクという感じの短いものだけど、フルコンプしたらなんだか『遙か3』をやりきったーと妙に満足しました。
 来年は『遙か』シリーズ10周年の年らしいですが、どんな動きがあるんでしょうね? 『遙か5』? 『遙か4』のPSP版? 舞台とかイベントだけだったら嫌だなあ……。
 個人的には『遙か4』のリメイク版をPSPでやりたいです。(『ペルソナ3』がPS2であったポリゴンを廃止してうまいことPSPにリメイク移植してたので思わずそんなことを……。でもコーエーがそんな面倒なことやらないか?)

 ここから先はトレジャーBOXのUMDビデオ「禁じられた扉」の感想とか。
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PSP乙女

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